メリットとデメリット
お客様に対して、直接『情報』をお届けするダイレクトメール(DM)は、ターゲットを絞り込んだ訴求ができるため、効果的な広FAXDM、EメールDM、郵送DMといったダイレクトマーケティングツールには、それぞれメリットがあり、デメリットもあります。
どれか一つを単体で使用するほうが効果的な場合もありますが、ターゲットやタイミングなどを考慮して、これらを複合的に使用することで、より多くのレスポンスが期待できる場合もあります。
ますば、各DMのメリット・デメリットを理解し、最適な営業戦略を選択されることをおすすめします。
- メリットとデメリットの比較 |
- メリット |
- デメリット |
- 各DMの適正度
メリットとデメリットの比較
○ メリット | X デメリット | |
---|---|---|
FAXDM | ・スピーディーでタイムリー ・コストが安い ・開封率が高い ・レスポンスが早い ・コストパフォーマンスが高い |
・モノクロのみの原稿 ・情報量が限られる ・クレームが多い |
EメールDM | ・コストが圧倒的に安い ・企画から送信まで短期間 ・費用対効果が高い ・Webサイトへのリンクが可能 |
・開封率が低い ・ターゲットに偏りが生じる |
郵送DM | ・情報量が多い ・視覚に訴えることができる ・使用できるリストが多い ・アイデア次第で開封率がアップ |
・コストが高い ・企画から発送まで時間がかかる ・封書の場合、開封率が低い |
各DMのメリット
FAXDMのメリット
スピーディーでタイムリーに情報を届けられる。
郵送DMの場合は、企画から発送まで、2~3週間はかかりますが、FAXDMの場合は、原稿さえできれば当日でも配信できます。(10,000件の配信で約20~30分)
コストが安い。(当社の場合@10円)
郵送DMの場合、印刷料・発送作業料・郵送料を含め62円~100円以上かかりますが、FAXDMは郵送DMの1/3以下の料金でご利用いただけます。
開封率(実際に見てもらえる率)が高い。
FAXDMは、(ハガキを除く)郵送DMやEメールDMと違い、始めから開封されている形で顧客に届きますので、実際に見てもらえる率はほぼ100%です。
レスポンスが早く、コストパフォーマンスが高い。
資料請求アンケートやプレゼントをつけると、配信後すぐに問い合わせあります。また、紙媒体なので、保存率も高く、送信コストが安いので費用対効果も抜群です。
EメールDMのメリット
コストが圧倒的に安い。(当社の場合@2円以下)
郵送DMの場合は@62円~100円以上、FAXDMの場合は@10円かかりますが、EメールDMは@2円以下という、ケタ違いの料金でご利用いただけます。
企画から送信まで短期間でできる。
郵送DMの場合は、企画から発送まで、2~3週間はかかりますが、EメールDMの場合は、原稿さえできれば当日でも配信できます。(10,000件の配信で約2~3分)
レスポンスが早く、費用対効果が高い。
Eメールは1~2日毎のチェックが多いので、配信後2日以内にホームページへの誘導も含め反響があります。また、送信コストが安いので費用対効果も抜群です。
Webサイトと組み合わせることで、より多くの情報提供が可能。
EメールDMはホームページと組み合わせることにより、カラーで写真入りのページにリンクして、より多くの情報を提供することができ、資料請求も可能になります。
郵送DMのメリット
情報量が多い。
封筒で送るDMは、小冊子の同封も可能で、かなりたくさんの情報を送ることができます。定形外や冊子小包を利用すると、雑誌まで送ることも可能です。
カラー原稿が使えるので、視覚に訴えることができる。
FAXDMやEメールDMと違い、カラーを使えますので、綺麗で目立つ内容で紹介できます。実際の商品などのイメージが沸きやすく、販売につながります。
使用できるリスト(名簿)が多い。
FAXDMやEメールDMに使用できるリストはまだ少なく、すべての企業を対象にしたDMは難しいのですが、郵便DMであればほとんどのリストが揃います。
アイデア次第で開封率(実際に見てもらえる率)がアップ。
封筒を利用した郵便DMの場合、開封してもらえないと効果がでませんが、中身にサンプルやプレゼントなど、かさばるものを入れると開封率が高くなります。
各DMのデメリット
FAXDMのデメリット
モノクロのみの原稿となり、カラーが使えない。
FAXはカラーの送信ができませんのでモノクロのみの対応となり、視覚的には弱くなってしまいますが、モノクロでも工夫次第でインパクトのある原稿は作れます。
情報量が限られる(通常A4判かB4判、1枚程度)。
通常A4かB4判1枚の送信となります(複数枚数も可能ですが、オススメできません)。情報量が少ないので、原稿を簡潔にわかりやすくまとめるテクニックが必要です。
送信先の用紙やトナーを使用するため、クレームが多い。
FAXDMの性質上、多少のクレームは仕方ありませんが、その後の処理が大切です。クレームを少なくするために、DM不要の場合の受付FAXを記入するとベストです。
EメールDMのデメリット
開封率(実際に見てもらえる率)が低い。
Eメールは件名を見て、本文を読むかどうか判断されます。知らない人からのメールであればなおさらです。したがって、興味を引く件名を作成する技術が必要になります。
メール利用者のみに限られるので、ターゲットに偏りが生じる。
DMを出したい業種のEメールリストが完全に揃っている例は少なく、一部のリストしかない場合がほとんどです。(会員にEメールDMを出す場合はこの限りではありません)
郵送DMのデメリット
コストが高い。
郵送料には多くの割引制度がありますが、他に比べるとかなり割高です。また、印刷料や発送作業もプラスされますので、料金に負けない反応をだせるプランが必要です。
企画から発送まで時間がかかる。
印刷や発送作業がありますので、早くても1~2週間、通常は2~3週間位かかります。
企画やリスト選びの準備期間も含めて、1ヶ月以上前から用意する心構えが必要です。
封書の場合、開封率(実際に見てもらえる率)が低い。
封書や圧着ハガキの場合は、中身を見てもらう率が低いので、開封させるテクニックが必要になります。また、封筒の表面に一番訴えたいコピーを入れる形でも有効です。
各DMの適正度
各DMのメリット・デメリットを項目別に適性度を示すと、以下のようになります。
FAXDM | EメールDM | 郵送DM | |
---|---|---|---|
速さ | ◎ | ◎ | × |
コスト | ○ | ◎ | × |
反響 | ◎ | △ | ○ |
リスト | ○ | △ | ◎ |
情報量 | △ | ○ | ◎ |
写真・色 | × | △ | ◎ |
企画力 | △ | ○ | ◎ |
手間 | ◎ | ○ | × |